家族4人で暮らすには広さが足りなかった元の住まいで感じていた不満や不具合を一掃して、使い勝手よくスッキリした空間をつくりあげるため、もともと奥様のご実家だったマンションの間仕切り壁を全て壊すスケルトンリフォームを行いました。
「大きめサイズで、天板を石にしたかった」という奥さまこだわりのキッチンは、天然水晶の美しさを持つインテリア性の高い人造石「クォーツストーン」のワークトップが質感豊かでハイグレードなキッチンになりました。このワークトップはインテリア性が高いだけでなく、汚れや水もほとんど染み込まず、傷もつきにくいなど機能面も優秀です。
以前はセミクローズドだったキッチンを全面開放。幅3mの作業スペースを確保し、収納量もたっぷりで、数人で立ってもOKな明るく開放的なキッチンに。グレーの下がり天井が空間を引き締め、クォーツストーンワークトップとともにグレード感を高めています。キッチンの設備は、庫内の様子が映像で見られるカメラ機能付きのグリル、フルオープンの食洗機など、最新のものをご選択されました。
かつてリビング続きだった和室をなくして、容量たっぷりのウォークインクローゼットを新設。寝室からリビングへと通り抜けられるウォークスルークローゼットも検討しましたが、通路の確保で壁が減り、収納量も減ってしまうため、寝室とリビングそれぞれに独立したウォークインを設けるプランに変更。リビングの面積も拡張できて、スッキリ広々と暮らせるリビングになりました。
「母娘3人で同時に使えるように」と希望されていた洗面化粧台は、総延長2.1mとゆったり。三面鏡はオリジナルで造作し、3枚の鏡を角度をつけて起こせば、3人それぞれが自分専用のミラーとして使え、メイクや身支度がスムーズに行えるようになりました。
トイレは、最新設備の丸みを帯びたフォルムにマッチした、明るくウキウキかわいいピンクに。浴室はガラスドアが開放的で、気持ちのいいバスタイムが楽しめる空間になりました。当初は全体的に透明感のある浴室を望まれていましたが、諸条件から断念し、ガラスドアだけの採用となりましたが、ご夫婦お気に入りの浴室になりました。
各部屋のクロスは、ご夫婦の寝室は落ち着きを重視したダークカラー。お嬢さんたちのお部屋はそれぞれがセレクトした、グレーと明るいグリーンに。部屋ごとの印象にも個性が溢れています。