新築の長期優良住宅(※1)、BELS(※2)評価取得済みの一戸建て住宅です。長期にわたって使用するための配慮がされている長期優良住宅、さらに、省エネルギー性能が見える化されるBELSの評価取得済みで、安心して長く住むことが可能な上、ライフスタイルが変わってお家を貸し出したり、売却する時にも有利になります。
なんといってもポイントになるのが2階のホールに設けた「ヌック(※3)」スペースです。公園の四季を感じながらくつろげるとっておきのスペースとなりました。夕日も綺麗に見えるそうです。
※1:長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用できるよう様々な措置が講じられている住宅について、所管行政庁より認定されるものです。耐震性に対する措置や地域ごとの災害発生リスクに応じた措置、維持管理の期間・方法の設定、維持管理しやすい措置などが講じられています。長期優良住宅に認定されると、補助金や住宅ローンの金利引き下げ、税金の特例や地震保険料の割引などの優遇を受けることができます。
※2:BELS(ベルス)とは、建築物エネルギー性能表示制度:Building-Housing Energy-efficiency Labeling Systemの略で、省エネルギー性能に特化した評価・表示制度のことです。BELSは、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会が、一時エネルギー(冷暖房、換気、給湯、照明などで消費するエネルギーの合計)の消費量をもとに5段階の星マークで省エネ性能を客観的に評価・表示します。新築・既存を問わず、申請書や図面・計算書などの設計図書を用いて申請することができます。住宅・建築物の省エネルギー性能を見える化することで、物件を賃貸にする際や売却時など各種取引において有利に進めることができます。また、各省庁で実施している省エネ事業などの補助金や助成金制度が利用できる場合もあります。
※3:ヌックとは、「居心地のいいこじんまりした場所」を意味する言葉です。
リビングでは、公園側の明かり取り窓から効率的に日差しを取り入れて自然光のもと快適に過ごせるよう、キッチン横の天井の一部を上げました。天井を上げた部分は、2階の床が上がってしまいますが、その段差を利用して、2階のホールにはヌックスペースを、寝室には蔵のような収納スペースを作りました。明かり取り窓と、一部上げた天井のおかげでリビングに開放感と明るさが生まれました。
天井の一部を上げ、天井を木目にしたことで抜け感が生まれたリビング。
廊下からリビングを見ると明かり取り窓からの日差しが清々しい。
キッチンからリビングまで見渡せるような間取りになっていますが、リビング奥に間仕切り壁を設け、来客時にはこの壁を利用して仕切ることで、一部屋つくることが出来るようにしました。キッチン・ダイニングという生活感が出てしまいがちな空間もさりげなくカバーすることが可能となり、お客様にもゆっくりくつろいでいただけそうです。
リビング横の間仕切り壁で仕切ることが出来るスペースには、奥さまが実家で愛用していたピアノを設置しました。新居にピアノを迎え入れることが念願だった奥さま。「ピアノを持って来れてよかった。ハマってずっと弾いてる♪」とお喜びでした。これからは趣味の時間も充実しそうです。
憧れのミーレの食洗機も完備した爽やかなアイボリーのキッチン。
キッチンの背面には3つのゴミ箱がスッキリ収まる造作の大容量収納も!
キッチンには奥さまが希望していたスパイスラックを、できるだけ大きくとれるよう検討した結果、対面キッチンの腰壁を少し上げてニッチ収納式(※4)のスペースを設けました。高さは20cmあり、巾も精一杯取ったので、調味料だけではなく普段使いの小物やグラスなども収納でき、奥さまも「フル活用です!」とお喜びいただきました!
※4:ニッチ収納とは壁の厚みを利用して作る収納で、ニッチとは「くぼませて作り出す空間」を表す建築用語です。
キッチンの横から、大容量のファミリークローク、洗面台、脱衣室、浴室とつながっています。ファミリークロークは収納量も抜群な上、作業台もあり、アイロンをかけたり、服を畳んで整理したりと使い勝手も抜群!脱衣室に設置している洗濯機で洗濯をしたら、そのまま脱衣室内の物干しスペースで干す。乾いたらファミリークロークで畳んで整理。毎日行う家事も家事動線が一本線で繋がっていて、ストレスフリーに生活できます。
ファミリークロークの作業台は家事の合間に自分時間を楽しめそうなとっておきのスペース!
白い壁で囲まれた廊下を進むと、突き当たりの窓とその景色が絵画のように見えるステキな一角に。
玄関にはゆったりとしたシューズクロークを設けました。靴を履いたまま入れるので、雪の季節も便利。シューズクロークの上部をあけて、シューズクローク内にある明かり取り窓の光を玄関にも取り入れています。また、パンデミックを経験して取り入れる方が増えた、通称「ただいま手洗い(セカンド洗面)」を設置しました。実用性はもちろん、楕円形の洗面ボウルとそれを照らす間接照明で作られる雰囲気もステキです。
玄関に光を入れるため開けたシューズクローク上の開口部分にはカワイイお出迎えが♪
寝室の一角に作った蔵のような収納スペースです。こちらは、リビングの明かり取り窓から効率的に日差しを取り入れるために上げられた一部です。ホール側ではヌックスペースを設けましたが、寝室では蔵スペースになりました。蔵スペースへの4段のはしごが良い雰囲気を醸し出しています。とっておきのお気に入りたちを飾って眺めながら眠りにつけます♪
トイレはタンクレストイレにして、スッキリ・シンプルな空間に。トイレも他の部屋と同じトーンの落ち着いた雰囲気になっています。実は、写真に向かって右側は収納になっているんです。クロスの色と同じ色の扉を選んで、一見隠し扉のようにして、悪目立ちしない収納になりました。どこよりもリラックスしたい場所だからこそ、スッキリ・シンプルに!
夜になると、ライトアップされた玄関が帰宅する家族を明るくやさしくお出迎え!
建物の正面です。建物の正面は北向き。北側は日が入らないだけではなく、北海道のような冬の寒さが厳しい地域では冷気の入り口となってしまいます。そこで、あえて北側には一切窓を設けませんでした。そのため建物正面はとてもシンプルで洗練された外観になりました。玄関ドアも北向きの正面に設置せず、横向きにしたことで、直接、風や雨・雪が吹き込むことも防げ、プライバシーも保たれます。見た目だけではなく、機能性にも配慮しました。